リージョナルキャリア徳島のコンサルタント、吉津です。
今回は、徳島県鳴門市に本社を置く「株式会社グリラス」を紹介します。

「コオロギ×テクノロジー」で食料課題の解決に貢献

株式会社グリラスは、「コオロギ×テクノロジー」で社会課題に取り組む、徳島大学発のフードテックベンチャーです。同大学の昆虫研究を基にして、2019年5月に設立されました。

コオロギは生産過程における環境への負荷が他の家畜に比べて著しく低く、飼育が比較的容易で、食味が良い食材として知られています。同社は、このコオロギを、食用に生産・供給することで、持続可能な循環型社会の構築を目指しています。

生産された食用コオロギは、パウダーなどに加工され、さまざまな食品になります。世界的な人口増加によって供給不足が見込まれるタンパク源を人々に届けることで、食料課題の解決に貢献するSDGs推進企業です。

気になるコオロギの味は！？

最近は各方面で取り上げられるようになってきましたので、皆さんもご存知かもしれませんが、無印良品の「コオロギせんべい」は、良品計画社とグリラス社が協業して開発した「昆虫食」です。

また、「コオロギラーメン（※期間限定販売）」なども発売されています。私も実際に徳島でコオロギラーメンを食べられる「中華そば田村」（徳島県板野郡北島町）へ行ってきました。

お待ちかね、コオロギの味噌ラーメンの登場です！本当にコオロギが入っているのか（おそるおそる）どんぶりの中を覗いてみると...

写真ではわかりにくいのですが、しっかり2匹入っていました（笑）。

いざ実食してみると、甲殻類の風味があり、「意外とイケる」と感じました。また、コオロギパウダーと味噌の風味が絶妙にマッチ。当初抱いていた、わずかな抵抗感は見事に払しょくされ、とても美味しくいただきました。

今後の事業展開

同社は2020年、シリーズAにて約2.3億円の資金調達を実施。徳島県美馬市にある廃校を整備し、株式会社ジェイテクトと共同開発を行っている「食用コオロギを量産する自動生産システム」の導入を進めています。

これにより、これまで課題であった生産コストを最小化し、輸送を含めた食料生産プロセスにおける環境への負荷を最小限に留めていくことを目指しています。

また、現在はBtoB領域のみならず、BtoC領域へも事業を展開。食品ロスをアップサイクルすることで生み出された循環型食品（サーキュラーフード）の自社ブランド「C.TRIA（シートリア）」を立ち上げ、食用コオロギによる新発想の商品（クッキーやチョコクランチなど）を発売しています。

株式会社グリラスの求人情報

同社は、年間休日120日でワークライフバランスも取りやすく、徳島へU・Iターン転職をして、豊かな自然の中でSDGs推進にチャレンジしたい方にオススメの企業です。

※「2023年2月2日」時点の求人情報となります。閲覧されるタイミングによっては掲載が終了している場合もございますので、あらかじめご了承ください。

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