株式会社三井E&Sマシナリー
今村由佳里さん(仮名・営業) 28歳
学生時代から好きだった大型船に関わる仕事。未経験から転職に成功。
前職、前々職での経験から「仕事の適性」や「成長できる環境」といった働くうえで大切にしたい軸が見えてきたという今村さん。そんな今村さんが、新たな活躍フィールドとして選んだのは、船舶用ディーゼルエンジンのアフターサービス営業だった。
現在は「やりがいがあり、転職して良かった」と話すものの、実は「営業は未経験で、選択肢として考えてもいなかった」という。そんな今村さんの転職体験談を紹介しよう。
※本記事の内容は、2020年10月取材時点の情報に基づき構成しています。
- 過去の
転職回数 - 1回
- 活動期間
- エントリーから内定まで54日間
転職前
- 業種
- 専門商社
- 職種
- 営業アシスタント
- 業務内容
- 見積作成・発注・売上請求・資料作成・営業支援など
転職後
- 業種
- 産業機械メーカー
- 職種
- 営業
- 業務内容
- アフターサービスの営業
適性のある仕事で、もっと成長できる環境に挑戦したい。
現在のお仕事はどんな内容ですか?
三井E&Sマシナリーは、船舶用ディーゼルエンジンや港湾クレーンに代表される、海上物流輸送領域に欠かせない様々なマシナリー(機械装置)の開発、設計、製造、保守を担っている会社です。
私は、無料メンテナンス期間の終了したお客さまに対する部品交換や工事・修理、技師派遣といった有償技術サービスの提案や受発注などを担っています。
営業職なのですが、新規顧客に対して製品を売り込むのではなく、弊社のディーゼルエンジンを納入した既存のお客様に対する必ず必要なアフターサービスの提案なので、一般的な営業職とは少しイメージが異なるかもしれません。
入社前のご経歴を教えてください。
現職で船に関わる仕事をしているので、逆に信じてもらえないかもしれませんが、実は学生時代から「大型船」が好きだったんです(笑)。学生時代に読んだある小説がきっかけで大型船が好きになり、そこから国際物流や国際貿易の会社に興味を持ち、物流会社に就職しました。
そこでは国際物流業務に携われると思っていたのですが、配属は人事でした。戸惑いはありましたが、それでも任された仕事を全力でやりきろうと思い、自社やグループ会社の採用・教育・労務管理・給与業務など、幅広く経験しました。
ただ、非常に多忙な状況が続く中で、モチベーションの維持が難しく、会社の期待に応えられないと感じるようになり転職を決断しました。
その時は本当に自信を失い、「次は自分がやりたいことではなく、絶対にうまくやれそうな仕事に就こう」と考えました。そして、営業アシスタント職へ転職。見積もり作成や発注、売上請求・資料作成・営業支援を行いました。
転職のきっかけは?
営業アシスタントの仕事は、指示されたことを正確にこなすことです。仕事は思った通り対応できましたが、2年半ほど勤める中で、入社してからほとんど成長していない自分に危機感を覚えました。
物足りなさを感じるとともに、もっと成長できる環境に身を置きたいと考え、あらためて転職することを決めました。
転職活動はどのように進めましたか?
前職の同じ部署に、仕事からプライベートのことまでなんでも相談できる先輩がいたのですが、その先輩にキャリアについて悩んでいると相談したところ、リージョナルキャリア岡山の瀬川さんを紹介してもらいました。
実はその先輩も私が退職する半年ほど前に転職をしていたのですが、その際に転職活動のサポートをしてくれたのが瀬川さんで、とても良く対応してくれた、とのことでした。
瀬川さんとの面談では、学生時代のことから今に至るまでのことや、私の価値観などを丁寧に聞き出してくれたのが印象的でした。その情報をふまえ、その場で紹介してもらったのが三井E&Sマシナリーの営業職の求人案件でした。
営業職は未経験でしたので、正直なところ、最初は躊躇しました。しかし詳しい仕事内容や、営業未経験の人が活躍しているということ、また私の価値観を理解したうえでマッチしていると感じるポイントなどを提案してもらい、「チャレンジしてみたい」と思えたので応募を決めました。
コンサルタントに相談したから、進むべき方向が明確になった。
今の会社に決めたポイントは?
大好きな船に関われる仕事というのもありますが(笑)、面接で会った社員の印象が皆とても良かったというのが大きいです。
事前に未経験の方が活躍されていると聞いてはいましたが、面接の中でも具体的な話を聞けましたし、面接官の方々と話していると「自分もできるのかも」と思うようになり、やってみたいという気持ちが強くなりました。
転職していかがですか?
とてもやりがいを感じていますし、転職して本当に良かったと思います。まわりの方々もとても丁寧に教えてくれますし、勉強会もあるのでとても助かっています。
ただ、今はまだお客様からの技術的な問い合わせや質問に即答できず、上司や先輩、専門部署の方に確認を取ってから返答することも多くあります。緊急度の高い問い合わせもありますし、これからもっと専門性をつけてスピーディーに対応できるようになりたいです。
生活面の変化はありましたか?
プライベートで習い事をしているのですが、前職の時には仕事が終わる時間が読めず、平日は諦めていました。しかし現在では、月に数回ではありますが平日に行けるようになりました。
もちろん仕事を優先していますが、「今日習い事の日じゃないの?」と声を掛けてもらい、対応を代わってもらう時もあります。仕事のことだけでなく、いろいろと気にかけてもらえるので本当にありがたく、とても働きやすい環境だと感じています。
転職を考えている人にアドバイスをお願いします。
信頼できるコンサルタントに相談するのは本当に意味があることだと感じました。求人についても公開されている情報だけでなく、より詳しい情報を把握されていますし、私自身のこれまでの経歴をさかのぼってヒアリングし、その上で、「なぜその求人が私にマッチしているのか」を提案して頂けたのでとても納得感がありました。
自分にとって大切なことが何であるかを気付けたり、言語化されたりすることで、今後自分が進むべき方向性が明確になりました。キャリアで悩んでいる方は相談してみると良いと思います。