転職成功者インタビュー

株式会社大塚製薬工場
篠原登吾さん(仮名・知的財産部門) 29歳

製薬メーカーでの新たな挑戦。自らの価値観と向き合い、徳島へのIターンを決断。

農機具メーカーで知的財産に関する業務に従事していた篠原さん。大学・大学院で知財を学び、メーカーの知財部門や知財専門会社にて専門性を高めてきた。

弁理士の資格を取得し、知財の専門家としてのキャリアを順調に歩んできたが、知財がより重視される新たな業界への挑戦を志向していたという。

悩みながらも新天地でキャリアアップに挑む道を選び、製薬メーカーの知財ポジションへ転職された篠原さんのIターン転職体験談を紹介する。

※本記事の内容は、2024年1月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
1回
活動期間
エントリーから内定まで60日間

転職前

業種
農機具メーカー
職種
知的財産部門
業務内容
特許出願および権利化業務など

転職後

業種
製薬メーカー
職種
知的財産部門
業務内容
特許出願および権利化業務・特許侵害調査など

知財担当としてのキャリアアップを目指し、徳島へのIターンを決断。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

大塚製薬工場は日本における輸液のリーディングカンパニーです。一般消費者向けでは、経口補水液「オーエスワン(OS-1)」 などが知名度のある製品です。

私は知財業務に従事しており、特許・意匠の出願権利化や、他社侵害調査などに携わっています。主に栄養製品や容器ボトルなどを担当していますが、新たなプロジェクトにも関わることがあります。

入社前のご経歴を教えてください。

モノづくりへの興味と「いろいろな技術に触れたい」という想いから、大学・大学院で知財を学び、卒業後は電機メーカー専属の特許事務所で知財業務を約2年経験しました。

その後、事業会社でステップアップを図りたいと考え、農機具メーカーへ転職して知財業務を3年ほど担当しました。

転職のきっかけは?

前職では特許申請業務を多く担当してきました。事業会社で様々な経験を積むことで、スキルも着実に高まってきたと感じていたのですが、業界の特性上、競合プレイヤーが少なく、新製品の件数なども限られているため、貢献感が得にくいことを課題に感じていました。

また、係争案件を担当することも少なく、自分の仕事が本当に事業の発展に繋がっているのか悩みを抱えており、実施品に関わり貢献実感を得られる環境を求めていました。

そこで、知財を重視している企業が多い製薬メーカーへの転職を考え始め、実家のある兵庫県の近隣エリアで広く可能性を模索し始めました。

転職活動はどのように進めましたか?

2回目の転職活動なので大まかな流れはイメージできており、各地域に特化した転職支援会社の方が企業情報に詳しいと感じていたので、そうした転職支援会社を中心に話を聞いていました。

その中で、リージョナルキャリア徳島に今の会社を紹介いただきました。面談を通じて自分自身の希望や志向を深く理解いただけたという印象があったので、最終的にはリージョナルキャリア徳島に絞って転職活動を進めていきました。

今の会社に決めたポイントは?

「知財担当として貢献実感が得られる環境であること」「実施品に携われる機会が多いこと」という私の希望に合致していたことです。内定をもらえたときは素直に嬉しかったですね。

前職の会社も働く環境としては良かったのですが、人生一度きりなので、キャリアアップのチャンスがあれば挑戦したいと思い決断しました。

また、高い期待を寄せてもらえて結果的に年収アップが叶ったことも、四国へのIターンを決断した大きな要因になりました。

製薬業界での新たな挑戦。成長感と貢献実感を得られる喜び。

転職していかがですか?

上司や同僚にも恵まれて、気持ち良く働けています。前職は残業も多かったですが、現在はあまり残業もなく、バランスの取れた働き方ができています。

また、毎月「1on1」も実施しており、コミュニケーションを図れる場が確保されているので、業務だけでなく気持ちの面でも助かっています。

業務内容については、「業界によって仕事のやり方がこんなにも大きく変わるのか」という驚きを感じています。分野によって一つの特許に費やす時間や流れがまったく違うので、とても新鮮で面白いですね。

転職して良かったと思うことは?

今までのキャリアであまり経験してこなかった実施品を担当し、調査業務に取り組めていることです。他部署の方から「篠原さんのおかげ」と感謝されると、やはり嬉しいですね。

また、社員教育にも力を入れている会社なので、知財関連の研修・セミナーなどに積極的に参加させてもらい、スキルアップを図れていることも良かったと感じています。

困っていることや課題はありますか?

特に困っているわけではないですが、出願などの業務に関わる機会が減っているのが少し気がかりです。ただ、輸液製剤をメインにしており、改良される技術要素はそれほど多くないものの、量よりも質を重視して知財業務に取り組むことで、得られる学びも多いと感じています。

前職と比較して1件の申請の重みが増し、データに裏打ちされた仕事に取り組めていますし、経営陣も知財を重視していると感じることが多いので、自分の仕事の重要性も強く感じられています。

生活面の変化はありましたか?

これまでも地方都市での勤務だったので、生活面の変化はあまり感じていません。徳島は車社会なので、車でドライブする機会も多く、四国内や関西にプチ旅行に行くことも増えました。

休日は家でのんびり過ごしたり、ジムに行ったりすることが多いですね。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

転職活動は悩むことが多いと思いますが、まずは転職理由をしっかりと整理して、何で悩んでいるかを明確にしてみてください。

転職しても、良い面もあれば悪い面もあり、100%の希望を満たせる企業はないと思います。だからこそ、「自分が何を大事にしたいのか」を明確にして、意志を持って転職活動をすれば可能性が広がると思います。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
吉津 雅之

30歳を目前に徳島へのIターンを実現された篠原さん。弁理士としての専門性を高めていきたいという熱い想いを感じ、製薬業界へのキャリアチェンジをサポートさせていただきました。

面談時から人柄の良さやコミュニケーション力の高さが印象的でしたが、成長意欲や主体性も非常に高い方でした。当時は機械・電気系の経験しかありませんでしたが、持ち前のバイタリティを活かして現職で活躍されており、ご縁を繋げられたことを嬉しく思っています。

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