転職成功者インタビュー

トライポッドワークス株式会社
佐藤達也さん(仮名・経営企画) 32歳

転職で手に入れた、やりがいのある仕事と家族との時間。

宮城県出身の佐藤さんは、大学時代まで県内で過ごした後、東京の会計事務所に就職。その後、大手監査法人に出向し、監査業務を行っていた。

3年目には地元・宮城への異動が実現。最初は喜んでいた佐藤さんだったが、事務所の所長が変わると、その方針に違和感を覚えるようになった。

仕事も激務になり、「このままでは、自分がつぶれてしまう」と悩んでいた頃、キャリアコンサルタントとなったかつての同級生と偶然再会。その際に仕事の悩みを打ち明けたことが、今回の転職につながったという。

「働く環境が改善されて大変満足しています。あのとき相談してよかった」と語る佐藤さんの転職体験談を紹介しよう。

※本記事の内容は、2021年8月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
1回
活動期間
エントリーから内定まで65日間

転職前

業種
会計事務所
職種
監査・経営指導
業務内容
顧問先の税務監査・決算申告・年末調整、確定申告、各種税務手続、経営計画作成、経営相談

転職後

業種
IT
職種
経営管理・経営企画
業務内容
経理業務全般(月次決算の作成及び月次分析、資金繰りの作成、予算作成及び予実分析、原価計算など)

同級生との偶然の出会いが、転職の後押しに。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

トライポッドワークス株式会社は、企業向けのセキュリティソリューションやIoTソリューションなどの開発・販売を行っています。

私は経営管理部ージャーとして働いています。具体的な仕事内容は経理業務全般で、月次決算の作成及び月次分析、資金繰りの作成、予算作成及び予実分析、原価計算などを担当。特に最近は、新規上場のための準備業務で忙しい日々を送っています。

入社前のご経歴を教えてください。

宮城県出身で、地元の高校から県内の大学に進学し、2年生のときから公認会計士を目指す専門学校にも通っていました。大学卒業後は、東京の会計事務所に就職。途中、大手監査法人へ出向し法定監査業務を3年間経験しました。一貫して月次決算や申告書作成、納税予測と節税提案といった業務を担っています。

転職のきっかけは?

前職の3年目に、仙台事務所へ異動になりました。仙台は自分の地元。当初はとても嬉しかったのですが、上司となかなかそりが合わなかったのです。さらに終電まで働くことも多く、ストレスがたまる日々。なんとか頑張っていたのですが、4か月たった頃には「このままでは、自分がつぶれてしまう」と感じるようになっていきました。

そんなときに偶然再会した、地元の同級生が、リージョナルキャリア宮城でコンサルタントとして働いていることを知りました。それで思わず、自分の仕事の状況を相談したことが転職のきっかけになりました。

転職活動はどのように進めましたか?

ちょうど結婚を考えていたタイミングだったので、パートナーにも話しました。不安がるだろうと思っていたんですが、私のストレスを彼女も感じていたんでしょうね。転職したいという気持ちを理解してくれ、むしろ背中を押してくれました。前職の引き継ぎの準備も始めて、1か月後には完全に覚悟が決まっていましたね。

コンサルタントとは電話やメールで継続的に連絡を取り合いました。それからリージョナルキャリア宮城のオフィスで面談をして、その場で3件の求人を提案してもらいました。今の会社もその中の1社です。

今の会社に決めたポイントは?

IT企業にはなじみがありましたし、これから上場をめざしていくフェーズだったので、監査法人業務など自分のこれまでの経験がフルに活かせそうだと思いました。

でも最後の決め手は、社長の人柄です。私はトップダウン系の上司に対しては苦手意識があったのですが、選考段階で社長が食事をしながら面談する場を設けてくれ、話をしていくうちに「この人なら!」と思いました。

とても真摯で、チャレンジ精神はありながらも、周囲の話を聞きながら進めていけるリーダーという印象。自分にすごく期待してくれていることも感じたので、その場で入社を決めました。

休日に休める。夫婦で食事をする。そんな当たり前の生活に、幸せを実感。

転職していかがですか?

経営管理部は6名で皆、明るい職場です。経理や会計を専門的に学んできた経験を活かすべく、最初からどんどん動いて、仕事を見つけていくようにしました。

いきなりマネージャーとして入社したので、最初は、年上のメンバーとのコミュニケーションに苦労しました。業務改善にも取り組んだのですが、なかなか私の意図が伝わっていないと感じたこともありました。でもそこであきらめたら、改善できませんし、私が入った意味もありません。なぜおかしいのか、なぜ変えないといけないのかを、実際の数字を見せながら、根気強く、丁寧に説明していきました。

今では、部長が他業務との兼任ということもあって、気がつくとさまざまな業務を任せてもらえるようになりました。社長ともよく話しますね。同じフロアにいるので、数字についての意見交換をしたり、予算を一緒に作ったりしています。社長のパートナーとして会社の未来づくりに携わっている実感があるので、忙しくてもやりがいがありますね。

生活面の変化はありましたか?

転職して3か月後に結婚しました。それを機に会社に近い場所へ引っ越したので、現在の通勤は、電車を使えばドアtoドアで30分ほどです。仕事が終わる時間も早くなりましたね。特に最初の1年は今よりも仕事が少なかったので、定時の18時には退社できていました。

休みもしっかりとれるようになりましたよ。前職時代は土日に仕事が入ることも多かったのですが、今はほぼ、そういうことはありません。ですから転職した当初は「これがホントの休みだなぁ」としみじみ感じ入りました(笑)。

最近はコロナ禍であまり外出できませんが、家で妻とテレビを見たり、一緒に食事をしたりして、過ごしています。でも、それだけでほっとしますよ。家でのんびりする時間が本当に幸せなんです。

転職して良かったと思うことは?

いちばんは、家族との時間を持てるようになったことです。前職時代は終電まで働くことも珍しくなく、そのうえ休日出勤も多かった。あのまま転職していなかったら、今のように妻と一緒に夕食を食べたり、テレビを観たりといった当たりまえの結婚生活も送れていないと思います。そこは本当によかったです。

働く環境も、すごく改善されました。前は月曜の朝になると会社に行くのがつらく、謎の頭痛や腹痛にも悩まされていたんです。でも今はそういうことは全くありません。体調もすごくよくなりました

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

悩んでいるのなら、まずは動いてみることをお勧めします。転職支援会社に相談すると、新しい世界が広がると思います。

私も、前の会社では責任のある仕事を任されていましたので、迷いはありました。でも、それを振り切れたのは、将来を見据えたときに、このままだと心身に良くない影響が出ると思ったからです。悩んでいるうちに時間はどんどん過ぎていきます。一方、自分の人生には限りがありますし、歳をとればとるほど、転職では不利になっていくはずです。積極的に動かないと、結局、自分に跳ね返ってくることになる気がします。

それともう1つ、転職支援会社に相談してみて良かったのは、自分のキャリアの価値に気づけたことです。「この経歴なら大丈夫」と太鼓判を押してもらえたときは驚きましたし、嬉しかったです。あのまま1人で悩んでいるだけだったら、今もハードな環境で働いていたかもしれません。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
菅原 大

私自身にとっても、非常に印象深い転職支援でした。佐藤さんは20年以上の付き合いがある友人ということもあり、お互いにどんな性格かをよく知っている仲でした。

親しい仲ではあるものの、人生の大きな岐路でお手伝いさせていただくにあたり、「いろいろアドバイスをさせてもらうけど、最後は自分自身で“決断”して転職先を決めてほしい」とお伝えして、支援をスタートさせたことをよく覚えています。

現職にやりがいを感じている、という話を伺うことができ、本当に嬉しく思います。これからのますますの活躍を応援しております!

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