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静岡2025.07.03

【2025年7月更新】静岡県の最新雇用情勢|有効求人倍率は 1.08倍(対前月 -0.02 pt)

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静岡労働局から、2025年5月の静岡県内の雇用情勢について発表がありました。

静岡労働局では雇用情勢の概況について「県内の雇用情勢は、改善の動きに弱さがみられる。引き続き、物価上昇等が雇用に与える影響に注意する必要がある。」としています。

詳しくお伝えします。

    

   

現在の静岡県内の雇用情勢概況

 

topics 求人倍率  ≫≫≫ 有効求人倍率:1.08 倍 (対前月 - 0.02 pt) ★52 か月連続で1倍台
有効求人数(季節調整値) ≫≫≫ 60,763 人(前月比 1.0%減) ★3か月ぶりの減少
有効求職者数(季節調整値) ≫≫≫  56,513 人(前月比 1.2%増) ★2か月ぶりの増加

 

    

 <有効求人倍率とは>

 厚生労働省が発表する統計値の一つで「求職者1人に対して何件の求人があるか」を示します。 

【算出方法】

 有効求人倍率 = 有効求人数 ÷ 有効求職者数(有効求職者数に対する有効求人数の割合)

【数字の見方】

 倍率「1」:求人数と求職者数が等しい(求職者1人に対して1件の求人がある) 
 倍率「1」を上回っている:求職者よりも求人数が多い (転職しやすい状況) 
 倍率「1」を下回っている:求職者よりも求人数が少ない(転職しにくい状況)

※景気動向指数としての側面があります。

 労働市場の動きは景気とほぼ一致しているため、有効求人倍率は景気動向とほぼ一致して動く「一致指数」 
 景気が良くなってくると企業が採用を増やすため、新規求人倍率は景気動向に先行して動く「先行指数」と呼ばれています。

 

 

求人倍率

  

有効求人倍率(季節調整値)は 1.08 倍 /対前月- 0.02 pt
新規求人倍率(季節調整値)は 1.96 倍 /対前月 0.18 pt 減少

正社員の有効求人倍率(原数値)は 0.97 倍 /全国値(0.98倍)を0.01pt下回る

 

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出典:静岡労働局「職業安定業務統計資料」

    

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求職の状況

 

新規求職者数は 11,336人 / 対前年同月比 3.7 % 減少
雇用保険業務統計の動きからみると資格喪失者数は14,967人/ 対前年同月比 6.0 % 減少
雇用保険受給者実人員は 12,059人 / 対前年同月比 0.8 % 減少

 

 

  

現在の日本国内の労働力調査

 

topics  就業者数  : 6838 万人(前年同月比 +72万人)  34か月連続の増加
 完全失業者数: 完全失業者数は 183 万人(前年同月比 -10 万人)  4か月連続の減少
 完全失業率 : 完全失業率(季節調整値)は 2.5 %       前月同率

 

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出典:総務省統計局「労働力調査(基本集計)」

 

 

 

<完全失業率とは>

 総務省が発表する統計値の一つで「労働力人口のうち働く意思はあるが、就業していない人がどの程度いるか」を示します。 
 数値が高いほど、求職活動中の人が多いことを示します。  

【算出方法】 

完全失業率= 完全失業者 ÷ 労働力人口(就業者+完全失業者)× 100 

※景気動向指数としての側面 実際の景気動向と比較して遅れて変動するため「遅行指数」と呼ばれています。

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