2022.12.27
静岡県【最新の雇用情勢】有効求人倍率は 1.31倍-2022年11月、2ヵ月連続減少
静岡労働局から、11月の静岡県内の雇用情勢について発表がありましたので、詳しくお伝えします。
現在の静岡県内の雇用情勢概況
<有効求人倍率とは>
厚生労働省が発表する統計値の一つで「求職者1人に対して何件の求人があるか」を示します。【算出方法】
有効求人倍率 = 有効求人数 ÷ 有効求職者数(有効求職者数に対する有効求人数の割合)【数字の見方】
倍率「1」:求人数と求職者数が等しい(求職者1人に対して1件の求人がある) 倍率「1」を上回っている:求職者よりも求人数が多い (転職しやすい状況) 倍率「1」を下回っている:求職者よりも求人数が少ない(転職しにくい状況)
※景気動向指数としての側面
労働市場の動きは景気とほぼ一致しているため、 有効求人倍率は景気動向とほぼ一致して動く「一致指数」 景気が良くなってくると企業が採用を増やすため、 新規求人倍率は景気動向に先行して動く「先行指数」と呼ばれています。
求人倍率
● 有効求人倍率(季節調整値)は 1.31倍 /対前月 0.01pt 減少
● 新規求人倍率(季節調整値)は 2.24倍 /対前月 0.08pt 減少
● 正社員の有効求人倍率(原数値)は 1.14倍 /対前年同月 0.15pt 増加
求職の状況
● 新規求職者数は 9,235 人 / 対前年同月比 0.2 % 減少
(一般/対前年同月比 0.3 % 減少、パート/対前年同月比 0.1 % 減少)
● 雇用保険業務統計の動きからみると資格喪失者数は 13,419人 / 対前年同月比 4.7 % 増加
● 雇用保険受給者実人員 10,827 人 / 対前年同月比 5.7 % 減少
求人の状況
新規求人数は 23,593人 /対前年同月比 5.5 % 増加。
(一般/対前年同月比 7.1% 増加、パート/対前年同月比 2.9% 増加)
現在の日本国内の労働力調査
<完全失業率とは>
総務省が発表する統計値の一つで「労働力人口のうち働く意思はあるが、就業していない人がどの程度いるか」を示します。 数値が高いほど、求職活動中の人が多いことを示します。【算出方法】
完全失業率= 完全失業者 ÷ 労働力人口(就業者+完全失業者)× 100
※景気動向指数としての側面 実際の景気動向と比較して遅れて変動するため「遅行指数」と呼ばれています。