東京でインフラ領域のSIer（システムインテグレーター）に勤務していた伊藤さんは、北海道で組織の立ち上げを任されました。札幌で3年間を過ごし、北の地での生活に魅了されるものの、次は名古屋へ異動することに。

仕事に区切りがつけば札幌に戻してもらえるという話でしたが、蓋を開けると次の転勤先は北陸。「大組織では個人の希望より会社都合が優先される」という現実に直面します。

ちょうどその頃、ITコーディネーターの勉強を始めたことで、より経営戦略に近い上流工程に関われる「コンサルタント」に興味を持ち始めます。しかし、こちらも自分の希望を会社が叶えてくれる確証はありません。「それなら自分で切り拓くしかない」と転職活動を本格的に始めた伊藤さんの体験談をご紹介します。