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2021.04.09

ビジネス情報誌『月刊人材ビジネス vol.417』に弊社代表・役員のインタビュー記事が掲載されました。

オーピーエヌ社発行のビジネス情報誌「月刊人材ビジネス vol.417(2021年4月号)」にて、弊社代表 高岡・同役員 植田のインタビュー記事が掲載されました。


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業界最前線リポート

~第70回 ウィズコロナで加速する人材ビジネスによる「地方と人材」の活性化④~
「"UIターン転職のための"インフラ--そういう存在になりたい」
(取材・執筆 川上昇吾)

地方への転職支援サービスを展開するリージョナルスタイルは昨年10月「2020年度上半期転職支援実績」を発表した。同調査は毎年同時期に実施し、提携社と共同での大都市から地方への転職状況をリポートする。同社の高岡幸生代表取締役と植田将嗣取締役に調査結果とコロナ禍の転職事例、今後の展開について話を聞く。


<地方に関心持つ人が増加>

昨年10月に発表した「2020年度上半期転職支援実績」(加盟9社を含めた実績)では、提示年収600万円以上での入社承諾者が全体の13.1%(2019年同時期12.1%)、50歳超の転職成功者が全体の7.8%(同9.4%)となり、高年収帯の転職実績は増加したが、高年齢帯では減少。また、平均年収も439.3万円(平均年齢35.3歳)となり、2019年同時期の451.1万円(平均年齢36.8歳)をやや下回る結果となった。決定者は357名と昨年同時期の406名を12%下回り、全体的に「新型コロナウイルスによる様々な影響が出た」とする。
「大きな数字の変化はありませんが、地方に関心を持つ人は増えています。転職希望者の方と話をすると、『(地方へ)転職したい』と思う人が増えています。コロナ禍、家族等と離れていることへの不安が強く、長期休暇でも帰りづらい。地元からも帰ってくるなと言われ、躊躇されています。弊社がお手伝いしている求職者は転職のタイミングが似通っています。年齢で区切ると35歳前後が1回目のピークで、お子さんの就学前までに転職したいという時期、もう1つは45歳前後で、親御さんが高齢になり介護等での転職を希望される時期です」(植田氏)。
「これまでは長期休暇を使ってご自分で何とかしようとしてきたのですが、ちょっとした休みを使って帰省し、転職活動するのはただでさえ難しい。しかもコロナ禍ではそういうこともできなくなったので、不便さを感じていらっしゃり、腹をくくってUターンする転職者の方も多いです」(高岡氏)。
「子育て」と「介護」がキーワードになっているのか。
「その2つは大きな要因になってきています。転職者ご本人ではなく、その周辺にいる方のニーズが強い。UIターン転職の特徴と言うか、自分の中のキャリアをどうしたいという人も当然いらっしゃると思いますが、弊社がお手伝いしている転職者は妻子、あるいはご両親のことが転職を考えるきっかけになっています」(植田氏)。
「弊社がお手伝いをしている転職希望者のUIターンの比率は動向調査等で数字を出していますが、全体では3割程度。35歳、45歳という年齢の周辺はUIターン率が高いです」(同)。


<38歳男性Aさんの事例>

コロナ禍、実際に地方へのUターン転職をした事例を紹介する。西日本エリアを担当する植田氏の案件事例で、東京の大手医療機器メーカーのマーケティングを担当していた38歳男性Aさん。Aさんの当時の年収は約1300万円、転職先は広島の医療メーカーの営業責任者としての転職で、年収は約800万円。年収だけを見ると大幅減となるが、「Aさん本人は納得し、満足している」(植田氏)という。
「東京に単身赴任していましたが、コロナ禍のタイミングで広島の自宅に戻り、在宅勤務になりました。3カ月間の完全在宅勤務期間を経て、いざ東京へ戻るとなった時、家族を残して離れ離れで生活することが心配で、地元の広島で腰を据えて家族と一緒に過ごしたい。このまま広島で働きたいという思いから転職を決断されました。年収はダウンしましたが、今まで単身赴任で二重生活をされていたので可処分所得、生活コストで考えると金銭的には広島に戻った方がより豊かになります。家族のための転職ですが、自分のための転職でもあります。Aさんのお子さんはまだ小さく、日々の生活や成長を間近で見られる時間ができてとても満足されています」(同)。


<空白地への拠点展開加速>

今後の事業展開について、または新規ビジネスについて何か考えているのか。
「今展開しているサービスをブラッシュアップし、さらに良いサービスにしていきたいです。現在は全国26カ所の拠点でサービスを展開していますが、47都道府県で考えるとまだ21カ所のエリアでサービスを展開しきれていません。まだサービスが提供できていないエリアに今後サービスを提供していくことも十分考えられます。小さな町でも実現できる形で何かできないか。そういうサービスを提供していきたいです」(植田氏)。
中長期的な計画は何かあるのか?
「弊社のような有料職業紹介所を使った転職をもっと気軽にスムーズにご利用できるように、サービスを磨きこんで行くことが今やるべきことだと思っています。会社としては究極的には『UIターン転職のためのインフラ』という存在になりたい。並行してクオリティを追求していく。UIターン転職者がストレスなく、満足のいく会社に転職して地方で思い切り働ける状態、こうした状況を一つひとつ作り上げていく。最終的には地域の活性化につながればと思っています。そのためには一つひとつのマッチングの積み重ねが大切で経営者も転職者もWin-Winのマッチングを継続して行い、かなりニッチな領域ですが地道にサービスを展開していきたいです」(高岡氏)。


<本誌60-61P(画像クリックで拡大)>
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話者プロフィール

代表取締役

プロフィール詳細

高岡 幸生

高岡 幸生

1967年、北海道札幌市⽣まれ。北海道⼤学卒業後、株式会社リクルート⼊社。人材開発部、福島営業所立ち上げ、北海道⽀社マネジャー、新潟⽀社⻑等を経て2006年より狭域HRカンパニーのカンパニーオフィサー(30道県責任者、売上100億円・従業員400名)。2008年、Uターン転職専⾨の⼈材紹介会社・リージョンズ株式会社を札幌に設⽴。2010年、地⽅転職のための転職⽀援サービス「リージョナルキャリア」⽴ち上げに参画、運営企業である株式会社リージョナルスタイル代表就任。「経営者の仕事のうち一番大事な仕事は採用」が持論。

植田 将嗣

植田 将嗣

1975年、広島市生まれ。1997年に福岡大学卒業後、株式会社中四国リクルート企画入社。2004年に当時最年少(29歳)でマネジャーに昇進。2005年より株式会社リクルート HR広島2Gゼネラルマネジャー兼務。2006年にリクルートに転籍、2007年にリクルートを退職後、株式会社ライフサイズを広島に設立。2009年、地方転職のための転職支援サービス「リージョナルキャリア」の立ち上げに参画、運営企業である株式会社リージョナルスタイルの取締役に就任。



本件に関するお問い合わせ
リージョナルキャリア運営事務局
info@regional.co.jp

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