株式会社タダノ
松本陽介さん(仮名・車両開発) 43歳
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自動車メーカーでの知見を力に。地元・香川で「少人数×一気通貫」の技術革新に挑む。
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大学院でロボット工学を専攻後、大手自動車メーカーへ入社し、研究所や開発部門で、先行研究から先行開発、量産開発、市場不具合対応まで、幅広い業務に携わってきた松本さん。
エンジニアとして「やり切った」と感じたタイミングで、かねてから「いつかは」と考えていた夫婦の地元である香川県へのUターンを決意する。
現在はクレーンメーカーの株式会社タダノで先進運転支援システム(ADAS)領域の開発・信頼性向上を担う松本さんに、転職のプロセスや前職・現職の違い、仕事の魅力について話を伺った。
※本記事の内容は、2026年9月取材時点の情報に基づき構成しています。
- 過去の
転職回数 - 0回
- 活動期間
- エントリーから内定まで68日間
転職前
- 業種
- 自動車メーカー
- 職種
- 制御開発
- 業務内容
- 先行研究、先行開発、量産開発、市場不具合対応
転職後
- 業種
- 建設機械メーカー
- 職種
- 車両開発
- 業務内容
- クレーンの先進運転支援領域開発
今までの経験を活かして新しいことにチャレンジしたい。香川へのUターンを決意。
現在のお仕事はどんな内容ですか?
車両開発グループで建設用クレーンの先進運転支援システム(ADAS)領域の開発を担当しています。
前職で培ったシャシー制御や自動運転の知見を活かし、ADAS機能の目標値設定、センサーなどへの性能割付け、製品の信頼性・安全性を考慮したソフトウェア仕様への落とし込み、評価方法の検討まで幅広く担っています。
入社前のご経歴を教えてください。
大学院でロボット工学を専攻し、修了後に自動車メーカーに入社しました。
入社後は研究所でシャシー制御や自動運転などの先行研究を担当し、開発部門ではHEV・EVの回生協調ブレーキなどの先行開発や量産立ち上げに携わりました。海外での車両実験や国内の大きなイベントでのデモンストレーションも経験しました。
転職のきっかけは?
一つ目は、将来的に夫婦の地元である香川県へ戻り、お互いの両親を近くで支えたいという想いがあったこと。二つ目は、前職で先行研究から量産立ち上げ、不具合対応、チームマネジメントまで一通り経験でき、「エンジニアとしてやり切った」という達成感があったことです。
タダノであれば、香川県にUターンしても今までの経験を存分に活かして新しいことにチャレンジできると考え、転職を決意しました。
転職活動はどのように進めましたか?
地元の企業や求人の情報をしっかり集めることが重要だと考えていたので、リージョナルキャリア香川に相談しました。すると、私のキャリアや志向を踏まえ、電動化や自動化領域で変革を進めているタダノの挑戦的な環境を提案されました。
在職中で限られた時間での転職活動でしたが、担当コンサルタントが私のペースに合わせてサポートしてくれたおかげで、じっくりと自分の将来に向き合いながら選考を進めることができました。
今の会社に決めたポイントは?
タダノでは仕様策定から実機テスト、製品化まで「少人数チーム」かつ「一気通貫」で丸ごと手がけられるという点に魅力を感じました。
また、選考を通じて外部からの新しい視点を歓迎するオープンな組織風土を感じたことも決め手となりました。
数十トンの大型クレーンを動かすダイナミズム。安全基準を自分たちで創り出す面白さ。
転職していかがですか?
前職で培った「量産立ち上げの知見」や「信頼性を担保するための思考プロセス」が、現職でも活きています。
特に、新規性の高い機能を組み込む際、「従来の知見を応用できる部分」と「前例のない部分」を切り分け、どのような設計・評価プロセスを踏むべきかを組み立てるアプローチは、そのまま活用できています。
また、電子・制御系を含むシステムのアーキテクチャに深く関わった経験も大きな強みになっていると感じます。
転職して良かったと思うことは?
「自分がゼロから手掛けた機械が、世に出て動いている」という確かな手応えを得られることです。
自動車メーカーでは一つの車種に最初から最後まで関わるケースは珍しく、途中で別の車種を担当することも多いのですが、タダノでは一つの製品に一気通貫で携われます。もちろん大変な面もありますが、それ以上に大きなやりがいとなっています。
また、少人数組織だからこそ、社内でその領域の第一人者として頼ってもらえることも転職して良かったと思う理由の一つです。
困っていることや課題はありますか?
クレーンは数十トンという巨大な鉄の塊でありながら、作業現場だけでなく公道も走行します。
自動車と比べて先進的なADASの普及がこれからという部分もあるため、「どんな機能が必要か」「どういった性能なら受け入れられるか」という目標値設定そのものを自分たちで創り出さなければならない難しさがあります。
クレーンに求められる性能と信頼性を両立させるプロセスは大変ですが、技術者として非常に面白い部分でもあります。
生活面の変化はありましたか?
地元に戻り、両親の近くで暮らせる安心感は大きいです。また、香川の温暖な気候や災害の少なさもあって生活の質が向上したように思います。
家族との時間を大切にしながら世界に向けた最先端のものづくりに没頭できるため、とてもバランスのとれた環境だと感じています。
転職を考えている人にアドバイスをお願いします。
地方への転職と聞くと「キャリアが狭まるのでは」と不安に思う方もいるかもしれませんが、全くそんなことはありません。タダノでは、最先端技術を車両全体という広い視野で丸ごと手掛けることができます。
キャリアが狭まるどころか、エンジニアとしての幅が広がり、仕事の手応えも格段に大きくなりました。「これまでの経験を活かし、ものづくりの主役として第一人者になりたい」という方に、ぜひチャレンジしていただきたいですね。