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地域の挑戦に共感し、未来を創るクラウドファンディングの新しいかたち。
株式会社グローカル・クラウドファンディング
代表取締役 都えみ
八代市出身。早稲田大学卒業後、2005年 肥後銀行に入行。八代支店、東京事務所、本店営業部、大津支店に勤務。2020年 株式会社グローカル・クラウドファンディングに出向。2023年 代表取締役に就任、現在に至る。九州フィナンシャルグループ出資企業では初の女性社長でグループ最年少。
※所属や役職、記事内の内容は取材時点のものです。
熊本地震を機に立ち上がった、金融の新しいかたち。
私たちは、「地域の未来のために挑戦する人々の想いを、お金のチカラで後押しする」という使命を掲げ、新しい金融の仕組みづくりにチャレンジしています。
きっかけは熊本地震。当時、肥後銀行で融資やビジネスマッチングなどさまざまな支援を行いましたが、「資金的に厳しい」「ノウハウが足りない」「人的リソースが足りない」といった課題もあり、すべての中小事業者を支援できなかったことが原点です。
地域を支える多くの事業者が夢やアイデアを持っている一方で、銀行の枠内での支援には限界がある。その想いから、銀行を超えて「地域の挑戦を支えられる仕組み」を作ろうと考えました。
金融機関の立場から地域の課題に本気で向き合う。

設立は2020年1月、5人という少人数でのスタートでした。
新型コロナウイルスの影響もあり、当初の構想通りに進まないもどかしい期間もありましたが、地道に取り組んできた結果、現在では130件以上のプロジェクトに携わり、総額3億5,100万円以上の資金を地域に届けることができました。
特に印象的だったのが、八代で行われた国指定名勝「松浜軒(しょうひんけん)」の長塀修復のプロジェクトです。
これは一般的な寄付とクラウドファンディングを融合させたハイブリッド型の取り組みで、結果的に3,700万円を超える支援が集まりました。
企画段階から資金集め、体験イベントの設計、広報まで、地域の人々と一緒に歩んできたプロジェクトで、「クラウドファンディングでここまでできる」という自信にもつながりました。
このように地域の人々と寄り添いながらともに歩むスタイルが私たちの強みです。
クラウドファンディングという手段を用いて、当社の強みを生かしながら、応援の気持ちがダイレクトに資金に反映され、事業者のチャレンジを可視化・具現化できるプラットフォームを創出しています。
事業投資型クラウドファンディングと地銀ネットワークの強み。
当社の強みは、何と言っても「銀行の枠を超えた金融のかたち」を自分たちで創っているところにあります。
例えば、一般的なクラウドファンディングが「購入型」や「寄付型」である中で、私たちは「事業投資型」にこだわっています。
金融商品取引法に基づき事業投資型クラウドファンディングを取り扱うことができる第二種金融商品取引業者として、株主である九州フィナンシャルグループや地元金融機関と連携し、地域企業の発掘からプロジェクト終了後のフォローまで支援します。
挑戦の先まで寄り添う「伴走支援型」事業の構想。

私たちが目指しているのは、「挑戦者のNo.1パートナーになること」です。
これまで私たちは、地域の事業者が「はじめの一歩」を踏み出せるよう、クラウドファンディングを通じて支援してきました。
ただ、これからは事業の成長や自立へ向けた継続的な支援までを見据えていきたいと考えています。
具体的には、資金調達だけでは解決できない課題に寄り添う「伴走支援事業」を立ち上げようと考えています。
マーケティング、商品開発、SNS運用、経理など、事業者が普段直面する「できない部分」を、私たちがハブとなって地域のプロフェッショナルとつなぎ、解決の道を共に探していきます。
地域の挑戦をただ支援するのではなく、ともに成長する存在を目指します。
熊本発の仕組みを全国へ。地域の価値ある挑戦を生み出す起点に。
「事業投資型クラウドファンディング」という手法は全国的にもまだ数が少なく、大きな可能性を秘めています。私たちの「お金の循環プラットフォーム」は、全国の魅力ある事業に対して提供できるサービスです。
社名に込めた「グローバル」と「ローカル」の融合。地域の挑戦が世界とつながり、地域を元気にし、さらに新たな挑戦を生み出す――そのような循環の起点になれたらと思っています。
ただ、規模が拡大したとしても、私たちは決して「数を追う仕組み」にはなりたくありません。「人と人とのつながりを大切にする」原点は、必ず守り続けていきたいと考えています。
共感力と当事者意識を持って挑戦できる人が、地域に変化を起こす。

私たちが共に働きたいのは、「前向きにチャレンジできる人」です。
ベンチャーなので環境整備はまだこれからの部分もありますが、だからこそ自由度が高く、アイデアを形にできるフィールドがあります。
自分の想いを言語化して、「こんなことをやってみたい」と提案し、実際に動ける人には、大きな達成感が得られると思います。
もちろん営業、ITエンジニアといった専門スキルも活かせますが、私たちが最も大切にしているのは「共感力」と「寄り添う姿勢」です。
社内はとてもフラットで少人数だからこそ、お互いの状況にすぐ気づける関係性があり、家庭と仕事の両立も自然に考えられる環境があります。
そのような環境の中で、地域の挑戦者に寄り添い、相手の立場に立って考えられる人を歓迎しています。