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北海道イベント2024.03.28

「北海道コンフェクトグループの成長法則とこれからの未来」と題したオンラインセミナーを開催しました

こんにちは。リージョナルキャリア北海道のコンサルタント、伊藤です。

リージョナルキャリア北海道は、去る2024年3月21日(木)、「北海道コンフェクトグループの成長法則とこれからの未来」をテーマにオンラインセミナーを開催しました。

今回はセミナーの内容を抜粋してお伝えします。

開催背景

北海道コンフェクトグループ」は、札幌を代表する老舗菓子メーカー「きのとや」を傘下に置くホールディングス企業であり、また設立は2022年というベンチャー企業でもあります。

北海道民から長年愛されてきた企業グループが進化し、ヒットメーカーに化けた背景に何があったのか。躍進を支えているのはどんな社員なのか。どのように世界を目指すのか...。

成長著しい同社を紐解きながら、これから同社で活躍できる可能性のある人材像について、本セミナーでは迫りました。

また今回のセミナーは事前申し込みいただいた方が75名にのぼり、北海道コンフェクトグループの注目度の高さを感じるものとなりました。

セミナーの概要

【開催概要】
テーマ:「北海道コンフェクトグループの成長法則とこれからの未来」
日付:2024年3月21日(木)19:00~20:30(オンライン開催)
ゲスト:北海道コンフェクトグループ SALES OFFICE 統括部長 兼 人事企画部長 千葉啓介氏
ファシリテーター:リージョンズ株式会社 伊藤千奈美


|第一部:北海道のお菓子の概略VS"洋菓子の街"神戸/リージョンズ株式会社 伊藤 千奈美


第一部では、北海道の菓子産業について、洋菓子の街と言われている神戸と比較しながら見ていきました。

(※資料画像はクリックで拡大してご覧いただけます。)

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左が北海道、右が全国の産業別の出荷額を示したグラフです。

食料品では全国が9.1%であるのに対し、北海道は37%。食品関連産業がかなり大きな割合を占めており、北海道の製造業を食料品が牽引していることがわかります。

北海道は全国的にみてもメーカーが少ないのですが、上記のことから食品関連のメーカーが多いことが想定されます。

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上記は食品産業出荷額を各都道府県で比較したグラフです。

北海道は全国1位の「2兆2090億円」という出荷額で首位となっています。

そのうち「洋菓子」に着目すると、実は神戸が日本一の"洋菓子の街"であり、「日本のパリ」とも呼ばれていることはご存知でしょうか。

きのとやの創業者でもあり、現北海道コンフェクトグループ会長の長沼昭夫氏は、神戸のように札幌を洋菓子の街にしたいと明言しています。

そして「スイーツ王国さっぽろ推進協議会」を2005年に立ち上げました。現在もこのスイーツ王国さっぽろ推進協議会会長として、取り込みを行っています。

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北海道も神戸に負けてはおらず、2016年時点で100億円超えの会社が3社あり、現在も各社売上を伸ばしています。

また北海道コンフェクトグループも、グループ売上では85億円と、上記の表上では現在4位の売上となっています。

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これらのお菓子はどのお菓子もSNSでも大人気で駅や空港、百貨店にて大行列ができ、ネットでも即完売のお菓子たちです。

美味しいという、確かな美味しさはもちろんのこと、それに付け加えて思わず手に取りSNSにあげたくなってしまうような、買い手を魅きつけるパッケージ、いわゆる「映え」るお菓子が最近のトレンドになってきています。

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|第二部:北海道コンフェクトグループの事業や今後の展開について/北海道コンフェクトグループ 千葉啓介氏


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お菓子にとって、もっとも大切なものは「おいしさ」、二番目は「デザイン」と「世界観」だと本気で信じて商品開発を行っています。商品を気に入ってもらって、二回目、三回目と買ってもらう、もしくはギフトとして渡してもらうためにはパッケージが大事だと考えており、特にこだわっているポイントです。

今年は「日本パッケージデザイン大賞2023」に入選することができました。デザインを含めた世界観がおいしさに次ぐ、もっとも大切なところなので、同業のなかでは珍しいかもしれませんが、自社でデザインチームを構えて、本当にいいものを作っています。

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会社の経営スタイルも特徴的です。「ブランド・アンブレラ型」と表していますが、マルチブランド型でそれぞれのブランドが混ざり合わないようにし、互いを"ゆがめない"、"紐づけない"ことを大切にしています。

そして、たくさんのブランドを同時多発的に発生させようとしているのが大きな特徴です。得意なのはD2Cブランド、土産ブランド、プレミアムギフトの分野です。

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北海道の強みとして「食」があります。円安の影響もあって、よりインバウンドの方にも認知してもらっています。

一方で、海外で活躍している菓子ブランドはそれほどないと思っているので、そのトップになっていくことを目指し、中長期的に10~20年で世界に認められているお菓子にしていくことを目標としています。

我々の事業の目的は創業者長沼昭夫氏のときから変わらず、「社員と社員の家族の幸せのために」と明確に定義しています。何十年も受け継がれてきた想いであり、大切にしてきた中核的な思想です。

ビジョンは日本を代表する製菓企業となることです。現在は北海道TOPではないですが、ひとつひとつ積み上げていくことで「北海道といえばこのブランドあり」「この会社あり」「この商品あり」と言ってもらえる世界をつくりたいと考えています。

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まとめ

今回のセミナーで改めて、北海道コンフェクトグループが歴史と地域性、老舗感とベンチャーが混ざりながら運営されている会社であることに魅力を感じました。

そしてスタートアップのようなスピード感と同時に、ある種の安定性もあることが、同社の成長や、ヒット商品の開発に繋がっているのだと知ることができました。

「美味しさの三原則」に則った商品へのこだわりや老舗感とベンチャー感が入り交ざった同社の社風、各ブランドを育て世界を目指していきたいという展望、そして今求めている人材像や具体的ポジションについてをうかがえる貴重な機会でした。

ご参加いただいた皆さんからは

「ここ数年で大きな変化がみえる企業だと思っていたが、昔からの良さを残しつつしっかりと時代に合ったモノづくりとその提供を行っていることが分かった。」

「先日、TV番組のカンブリア宮殿にて北海道コンフェクトグループの特集を拝見していた事からセミナーに興味を持ち参加しました。同社の成長の勢いを感じた事と、他の道内の洋菓子メーカーとは異なる切り口で販路を拡大されている秘訣を垣間見る事ができました。」

といった感想をいただきました。

多くの方に、北海道コンフェクトグループという企業や商品に興味を持っていただくことができたのではないかと思います。

またこのセミナーでは、実際に弊社からのご紹介で北海道コンフェクトグループにUターン転職された千葉さんに、同社のことだけでなくご自身の転職についてお話いただきました。

ご活躍の様子に転職を支援させていただいたことを改めて喜ばしく感じましたし、こうした北海道の魅力的な企業とのご縁をこれからも紡いでいきたいと感じました。

成長を続ける同社は今後も中途採用を強化しています。この会社の成長とチャレンジにジョインをしたい、と共感してくださった皆さんの応募をお待ちしております。

気になる方はぜひエントリーください。

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