リージョナルHERO

転職成功者インタビュー

リージョナルキャリアで転職した
方々に体験談をお聞きしました。

夫婦の夢だった地方移住。キャリアも諦めず、技術者として成長できる企業と出会えた。

丸五ゴム工業株式会社
藤本裕也さん(仮名・開発) 33歳

転職回数
1回
転職期間
エントリーから内定まで49日間

新卒で入社した大手電機メーカーで開発エンジニアとして活躍していた藤本さん。やりがいある仕事に携わることができ、大きな不満はなかったものの、「今後どう生きていきたいか」を考えた際に行きついたのは、「夫婦で地方に移住する」というライフスタイルだった。そして、岡山への移住を実現。しかし、最初の転職先は全くの異業種・別職種。仕事をするにつれ、エンジニアとしての仕事も自分の人生にとって非常に重要な要素のひとつだったと再認識することに。再度の転職活動を経て、エンジニアとしてリスタートを切った藤本さん。「これまでの経験に加え、仕事の幅を一層広げられる環境に出会えた」と語る藤本さんの転職体験談を紹介する。(※本記事の内容は、2021年9月取材時点の情報に基づき構成しています)

転職前

業種
サービス業
職種
施設運営
業務内容
現場での接客対応やサービス提案など

転職後

業種
メーカー(自動車用ゴム・樹脂部品)
職種
開発
業務内容
防振ゴム部品の設計・開発

異業種を経験して、初めて知った自分の“本心”。再び技術職として働くことを求めて。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

丸五ゴム工業は自動車を中心とした工業用ゴム、樹脂製品の開発・製造・販売を行っている会社です。私は防振技術部に所属し、自動車の様々な箇所で生じる振動の伝達を低減する防振ゴム部品の設計・開発に携わっています。今は某メーカーのEV車に搭載されるモーターの振動伝達を抑える防振ゴム部品の開発を担当しています。防振技術部は、主に設計~解析~試作部品評価というプロセスを回しながら開発を行っており、私は機械的なバックグラウンドがなくCADも未経験ですので、評価をメインで担当しつつCADや機械的な知識を学んでいるところです。技術的な専門知識として、化学や高分子の土台はありますので、ゴムや樹脂に関連することであれば比較的イメージはしやすいのですが、扱う材料はゴムや樹脂だけではありません。基本的には鉄やアルミなど金属材料が組み合わさった部品が多く、金属の材料力学や成型技術などの知識が必要となります。また、過去の経験では、ゴムや樹脂を試験片にして評価することはありましたが、現職では、金属が組み合わさった部品の状態で試験・評価をすることが多いので、試験装置に取り付けるための治具の設計も必要となりますし、試験の際に部品を治具に組み付ける作業など、メカニックの要素も多い仕事です。

入社前のご経歴を教えてください。

大学を卒業後、大手電機メーカーに就職しました。そこでは情報機器製品の開発エンジニアとして、主に材料分野の環境技術開発に携わり、要素開発から生産技術検討、製品化対応まで幅広く携わっていました。製品化に伴うCO2排出量削減を目的に、リサイクルPETボトルや遊技機・ミルクボトルなどを原料とした再生樹脂材料の開発など、ヤリガイのあるプロジェクトにも携わることができました。ただ、仕事とは別に、前々から地方移住への憧れというか、妻ともよく自然豊かな地方に旅行に行っていたのですが、行った先々で「いつかこんなところに住みたいね」と話をしていて、少しずつその思いが強くなっていました。決め手となったのは30歳の時に会社で受けたキャリアデザイン研修です。自身が目指すキャリアや将来像について考える研修で、「地方で暮らすこと」が自分にとってどうしても譲れない、必ず実現したいことであると気付いたんです。とは言え、私一人だったらそれを行動に移していなかったと思います。思いが一致している妻がいてくれたことで、その一歩を踏み出せました。周囲からは反対の声もありましたが、仮に思っていたのとは違ったとしても「二人一緒にいればなんとかなる」、そう思えたので岡山への移住と前職への転職を決めました。前職はサービス業でそれまでとは全く異なる業界・仕事でしたが、ロケーションや独自性のある施設、サービスに惚れ込んで転職を決めました。

今回の転職のきっかけは?

今思い返せば、当時は「地方で暮らす」目標の実現が最優先で、キャリアについて考え抜いて決断したかというとそうではなかったかもしれません。入社から数ヶ月、最初は苦労も多かったですが、業務も一通りこなせるようになり、半年後には責任ある立場も任されるようになりました。ただ、1年が経過する頃には「自分には合っていないかもしれない」と思うようになりました。日進月歩で進む技術の世界に身を置き、技術について学び続けること自体が自分にとって充実した日々なのだと気づいたんです。何か大きなきっかけがあったということではなく、それまでとは全く違う仕事を経験したことで、自分にとって何が大切であるかに気付くことができました。

転職活動はどのように進めましたか?

インターネットで求人検索をしたところメーカー技術職の魅力的な求人を見つけ、その求人を取り扱っている紹介会社に登録しました。その段階ではまだ転職用の書類も作り込んでいたわけではなかったのですが、担当コンサルタントが「このままでも大丈夫」とのことでしたので、言われる通り進めました。ところが、あっさり書類選考で落ちてしまったのです。実のところ、メーカーから全く別の業界に転職をして、またメーカーに戻ることができるのだろうか、本当に大丈夫なのだろうか、という気持ちがありました。コンサルタントから「このままでも大丈夫」と言われた時、少し不安はあったものの、そのまま進めてしまった自分に責任があるのですが、「やっぱりこのままではまずい」と確信しました。ところが、そのコンサルタントから「何が良くなかったのか、今後どう改善すればいいのか」についてのフィードバックが一切ないまま、次々と他の求人を紹介されました。このままでは絶対に良い結果にならないと感じ、他の紹介会社を探したところ、リージョナルキャリア岡山のサイトに辿り着き、瀬川さんに面談をしていただきました。

瀬川さんは最初の面談で、私のこれまでの経験や今に至るまでの経緯、価値観までしっかりと理解されようとしている印象を受けました。また、必要以上に機嫌をとろうとしたり、和ませようという感じはなく、良い意味で緊張感があり、「この人は信用できるな」と感じました。また、「藤本さんにとってはこういう会社がいいかもしれませんね」と私の価値観を理解してくれた上で提案をしてくれるのが、とても嬉しかったです。

どんな暮らしをしたいのかを具体的にイメージし、選択肢を絞り込む。

今の会社に決めたポイントは?

技術者としてメーカーに戻る上で、仕事の幅を広げたいという気持ちがありました。化学や材料分野の知識や経験を活かしつつ、機械分野の経験や知識も養える、その点はとても魅力的でした。また、面接で話をした会長や社長、部署の方々が皆とても良い方で、かつ無駄のないロジカルなコミュニケーションがとても心地よかったのをおぼえています。

転職していかがですか?

繰り返しになりますが、私は機械分野のバックグラウンドがないので勉強すべきことがたくさんあります。簡単ではないですが、でも、だからこそ嬉しいというか、日に日に何か新しいことを知り、経験できること、それがひとつひとつ積み重なっていき、少しずつですが成長を実感できる充実感があります。今は毎朝4時30分には起床し1時間ほど勉強をしています。通勤は車で1時間程度かかるので、その間はポッドキャストで英語の勉強をし、始業時間より少し早めに出社してCADを触っています。さすがに帰りは疲れているので勉強する気にはなれず、好きな音楽を聴いています(笑)。前職は勤務も不規則でしたが、今は必ず土日が休みなので、規則的でリズムのある生活を送れています。金曜日には疲れが溜まっていますが、それも心地良い疲労感というか、全く苦には感じず、本当に充実しています。

困っていることや課題はありますか?

「できない」「わからない」ということが悔しいのと、早く戦力になって期待に応えたいという気持ちが強く、「早く早く」と焦ってしまう気持ちもありますが、無理をしすぎないように、気負わず、焦らず、長い目でじっくりとやっていかないといけないなと思っています。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

ちょっと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、仕事は暮らしの中の一つの要素なので、まず、どう生きていきたいのか、どうありたいのか、どんな暮らしがしたいのか、それをイメージしてみるといいのではないかと思います。それが具体的に思い描ければ、おのずと仕事や働くイメージも湧き、選択肢も絞り込まれ大きく的を外れることはないかと思います。仕事が先ではなく、まず自分を知ること。私は前職を経験することで、より自分を知ることができて良かったと思います。

担当コンサルタントから

株式会社ライフサイズ 
瀬川 泰明

“どう生きたいか、どんな暮らしがしたいかを具体的に思い描ければ、おのずと仕事や働くイメージも湧いてくる”そう仰る通り、自分自身でしっかりと考え抜き、情報収集もされ、ある程度まで考えや希望を整理されていましたので、藤本さんにとってどのような会社・仕事が良いのかがとてもイメージしやすかったと思います。私自身、藤本さんが大事にされたいことや価値観に共感できることが多く、お話を伺いながら勝手に“ちょっと自分に似ているな”と思っていました。藤本さんのように勉強熱心なところも似ていたら良かったのですが(苦笑)。丸五ゴム工業の担当の方からも「まだ入社して間もないですが、もう何年も一緒にいるような雰囲気で働いています。機械に関する事など知見や経験が少ない分野も貪欲に学ぼうとする姿勢に頼もしさを感じています。」と伺っており、本当に頭が下がる思いです。

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