2015.07.10
我が家の「おくるみ」は使い古しのバスタオルでしたが、何か?
こんにちは。
コーディネーターの木多です。
梅雨も半ば。そろそろ蝉も鳴き始めるかなと思っていた昨日の事です。
次男を自転車に乗せて少し遠くの公園へ遠征に行っていた時の事です。
途中で「ジーッ、ジーッ」と蝉の声が聞こえました。
「今年初めてだね~」と言いながら、どこで鳴いているのか探していると、
いました!
電線の上でヒヨドリに咥えられ、断末魔の鳴き声を発するアブラゼミが・・・
5歳児には刺激が強いかと思い踵を返したのですが、
「鳥さん、お腹すいとってんねぇ」と、意外と冷静な発言をしていました。
食物連鎖は弱肉強食なのです。
話は変わって、皆さんは「くるみんマーク」をご存知でしょうか。
厚労省の認定で使用できる「子育てサポート企業」のマークです。
今年の4月からは「プラチナくるみん」なるものも出来たそうで、
まるで某アニメキャラの「進化」のようですね。
ところで企業の子育て支援は大きく分けて2つのタイプがあるように思われます。
・バリキャリ系支援→育休中にも会議に参加できるように計らう等
・ユルキャリ系支援→育休が最長3年とれる等
これまではどちらかと言えばユル系支援が取り沙汰されていたように感じますが、
先日の日経新聞に掲載された記事で、伊藤忠商事 岡藤社長は、
「女性採用を急ぎ、必ずしも商社向きでない人材にまで手が伸びた。
育休や時短勤務など両立支援を厚くすると制度を使う社員が急増。
周囲の負荷が増し、本人のキャリアにもプラスにならなかった」
と語っています。
他にも「なでしこ銘柄」や「ダイバーシティ経営企業100選」に登場する企業を
眺めていても、ユルキャリ系女子が活躍する企業ではないと感じる社名が
結構名を連ねているようにも思います(あくまで私の主観ですが)。
「くるみんマーク」は赤ちゃんを包む「おくるみ」にちなんだネーミング。
「赤ちゃんが優しく包まれる事を表すとともに、企業とその職場ぐるみの
少子化問題や子育てに取り組む事も表している」との事ですが、
これはマークが生まれた平成15年頃のこと。
10年以上経った今は、ただ企業や職場に守られているだけではなく、
自らのキャリアを長期的な視点で考えられる女子の
活躍する場が増えてきているのかなぁとも感じた次第です。
(働く女子の志向が「バリキャリ」と「ユルキャリ」だけでなくなってきている
こともありますが)
肉食になれ(他者を蹴落としてでも自分が這い上がるような)とは言いませんが、
やはり自立した考えを持ち、機会を引き寄せるような人が活躍するのは、
いつの時代でも同じなのかもしれませんね。
6年も土の中にいて、出てきてすぐに食べられたセミを見て、
自分の子育てはどんなに恵まれている事かと思いを巡らせたのでした。