リージョナルHERO

Uターンしたら、働く環境も改善。大好きなふるさとで見つけた新しい幸せ。

東京では2000人規模の商社に勤務していた横山翔太さん(仮名)。20代で600万円以上の年収を稼ぐ営業だったが、30歳で北海道へUターン。社員4名の小さな保険代理店に転職した。収入も会社の規模も小さくなり、未経験の業界で勉強しなければならないことの連続。それでも、その表情はすこぶる明るい。というのも、東京の商社時代はノルマへの強烈なプレッシャーや、自分の意見が言えない社風に大きなストレスを抱えていたという。大好きな北海道に戻るのは長年の念願だったことに加え、仕事の仕方も将来性も、すべてが自分しだい。横山さんにとってUターンは、単にふるさとに戻るだけでなく、自分の新しい可能性を探すきっかけになったのだ。

- プロフィール株式会社ぶらんけっと  横山翔太 さん(仮名) 30歳/大学卒
- 転職活動【転職回数】1回【転職期間】エントリーから内定まで98日間

転職前の職業・転職後の職業

職業 営業 職業 営業
業界 建設資材商社 業界 生命保険コンサルティング
仕事内容 建築資材の販売店や工務店に向け営業 仕事内容 法人向けの生命保険コンサルティング営業

1会社からの度重なる理不尽な指示に疑問を感じ、Uターンを決意

現在のお仕事はどんな内容ですか?

生命保険の代理店で営業をしています。スタッフは社長も入れて4人の小さな会社ですが、業績は好調です。その秘密は、法人むけに生命保険を活用した節税をご提案していること。私もこの会社に入るまで知らなかったのですが、生命保険の中には経費で落とせる商品があり、将来に向けた「戦略的金融商品」として活用できます。具体的な仕事内容としては、税理士さんへの訪問活動がメインになります。税理士さんはたくさんの法人とおつきあいがありますからね。税理士さんからご紹介いただいた法人に保険をご提案し、契約まで担当します。営業は社長と私の2人だけ。私は主に新規の税理士さんの開拓を任されていて、既存の取引先からご紹介いただいたり、ときには飛び込み営業にもチャレンジしています。今は勉強中の身ですから、社長の横について税理士さんとの話を聞くことも大事な仕事です。

入社前のご経歴を教えて下さい。

東京の大学を出た後、建築資材の卸商社に就職し、7年ほど営業をしていました。簡単に言えば、フローリングやトイレ、キッチンといった建築資材をメーカーから買って、販売店に売る、という仕事です。営業対象は、建築資材の販売店や実際に工事を行う工務店。2000人くらいの会社だったので広範囲に営業所があったんですが、私自身は異動せず、ずっと東京で働いていました。

転職のきっかけは?

まずは「地元の北海道に帰りたい」という気持ちです。就職した当初から、いつかは地元の北海道に戻りたいと思っていました。ですから30歳になったときに、そろそろ転職活動をやろうと思い立ったのが1つ。でももう1つ、きっかけがあったんです。前の会社は、給料の高さにひかれて、あまり深く考えずに選んだ会社でした。確かに給料はよかったんです。20代で年収600万円以上もらって、外車にも乗っていました。でもその反面、社長のトップダウンが激しい会社で、上司たちも社長のイエスマンばかり。よくいえば統率がとれていましたが、自由がない会社でした。そしてちょうど自分が30歳になった頃に、お客様のためにならないような商品を、「売ってこい」と会社から指示されたんです。まわりの同僚たちも「これはさすがにおかしいんじゃないか?」と言っていたほど。案の定、あまり売れず、目標に達することはできませんでした。ところがそれでも上から「何が何でも売ってこい!」と一方的に言われて、さすがに嫌気がさしたんです。年齢的にもいいタイミングだと思ったので、「北海道に帰ろう」と決めました。

転職活動はどのように進めましたか?

大手の転職サイトをはじめ、複数のエージェントに登録しました。その一つが、リージョンズだったんです。ネットで探している時にたまたま見つけて、地元に強そうなエージェントだと思い、東京で行われた説明会に参加しました。すると期待通りの案件を紹介してくれました。しかもすべて、大手とかぶっていない地元のコアな会社ばかり。そのなかから今の会社に興味を持ちまして、社長とスカイプ(札幌―東京)で面接してもらいました。

今の会社に決めたポイントは?

業種には全くこだわっていなくて、むしろそれまでの建築業界以外を希望していました。どうせ環境を変えるなら、新しいことをやりたいと思っていたからです。また会社の規模としては、前職で大きい会社だからこその弊害もたくさん見てきたので、小さくてもいいから、自分の意志が反映され、成果が返ってくるところで働きたいと思っていました。この会社を紹介してもらった当初は、税理士さんとタッグを組んで生命保険を提案する、と聞いてもあまり想像できなかったんですが、先が見えないほうが面白いと感じました。面接のときに社長から聞いた、「これから大きくする会社。あとから入ってくる人はみんな、君の部下になるよ」という言葉にも魅力を感じました。

とはいえ、2000人規模の会社から4人の会社へ移る不安はなかったのですか?

確かにそこまで規模が小さいと、社長と直に接することになるので、社長とうまくいかなかったらどうしよう?という不安はありました。ですが、面接の際に社長と話してみると、以前の会社のような威圧的なタイプではなく、とても穏やかな社長だったので安心しました。また実は、父が生命保険会社に勤めていまして。すごい偶然なんですけど、社長のことを知っていたんですよ。「できる人だよ」という父の言葉にも背中を押されました。

2週末は友達との再会を満喫。ストレスからも解放され、体調もよくなった。

転職していかがでしたか?

まず、社長はイメージ通りの人でした。社長の横について税理士さんとの話を聞くことも多いのですが、知識がとても豊富。すごく勉強になっています。と同時に、けっこう私の好きなようにやらせてくれるんですよ。どこに、どうアプローチするか、という営業のまわり方などもすべて自分で考えてやっていますし、本当に自分しだい。もちろん要所でアドバイスはしてもらえるんですが、自主性を大事にしてくれるので、そこが面白いですね。仕事の中身自体は、すごく難しいです。節税の提案をするわけですから、会計や税務のことも勉強しないといけません。でも一方で、会社の中身がよくわかるようになるのは大きな魅力。ただの物売りじゃなく、会社の中身を見て提案できる人になれるようになるので、すごくやりがいがあります。社長のレベルまでになるには時間がかかりそうですが、この知識が身につけば、どこにいっても通用するようなビジネスマンになれるのではと感じています。保険で節税できることを知らない人もまだまだ多く、事業としての可能性も感じますね。法人経営者にとって生命保険は、相続対策や事業承継など、本当にいろいろなことに使えるのです。

生活面での変化はいかがですか?

やっぱり地元は最高です。なかでも昔の友達と会えるのがいちばんうれしいですね。小中高時代の友達がけっこう札幌にいるんですよ。土日はたいてい友達に会っています。久しぶりに会って、「変わってないなー」なんていいながら飲むのがすごく楽しいです。北海道は雪が降るところもいいですね。四季がはっきりしていて、とても気持ちよく過ごせます。夏も東京より過ごしやすいですしね。北海道の方言を聞いたり、ジンギスカンが普通に出てきたりすると、「帰ってきたなぁ」と実感します。仕事から帰る時間も、以前と比べてかなり早くなりました。前は毎日21時か22時でしたが、今は17時45分には会社を出て、18時過ぎには自宅に着いています。自分の時間が増えたぶん、仕事の勉強をしたり、今まで見られなかった映画を観たり、自分で料理を作れるようになりました。転職してから健康にも気を付け始めましたね。以前は寝不足とストレスで慢性的に体調が悪かったんです。「できない」が許されない会社で、上からのプレッシャーが激しかったので。でも今は気持ちにも時間にもゆとりができ、体調もよくなりました。

困っていることや課題はありますか?

仕事の面では、同期がいない、仕事の悩みを共有できる人がいない、ということだと思います。生活面では、今借りている部屋に冷房がついていない、ということでしょうか(笑)。北海道はどんな物件でも暖房はついていますが、冷房はなかなかないんですよ。僕が安い物件を選んだせいでもあるんですけどね(苦笑)。北海道の夏も昔より暑くなってますから、冷房がないとさすがに暑いです。

転職してよかったと思うことは?

将来に向けての勉強もできるし、毎日が充実しています。早く一人で提案から契約までできるようになって、この会社と一緒に大きくなっていきたいと思っています。また、労働環境が改善されたことが大きいですね。上から言われたことをやるだけの仕事から、自分で考えて、成果につなげていく仕事に変わったことが、新しいやりがいにつながっています。たくさんの友人にも会うことができ、プライベートも充実しました。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

不安は絶対あると思いますが、私くらいの年齢(30歳)なら失敗してもいいと思うんです。悩んでいるのなら、まずコンサルタントに相談してみて、比べてみて、働きたいなと思う方へ飛び込んでみてもいいのではないでしょうか。転職に失敗しても死ぬわけではないと思いますし(笑)。今までやってきた業種にこだわる必要もない、と私は思います。私自身、まだまだ新しいことができるなという気持ちがあったし、それだけ選択肢も広がりますよね。新しい経験が加われば、自分にとってもプラスだし。それと、ふるさとはやっぱりいいものです。大人になって、昔から育ってきた環境で仕事ができるというのは魅力的ですし、幸せなことだと感じています。


コンサルタントの紹介へ

リージョンズ株式会社 大場 愛弓

横山さんは30歳を機に北海道へのUターンを考えており、東京で実施した面談会でお会いしました。すぐに人と打ち解ける気さくで明るいお人柄で、会話がスムーズに進んだことを覚えています。話を進めるうちにトップダウンが激しい社風に疑問を感じていることが分かり、ご提案を進める中で2010年に立ち上がったばかりの同社をご紹介。2000人規模の組織から社員4人の企業への転職、また収入面も下がる可能性が高く不安を感じていましたが、面接の中で会社のビジョンに共感し社長との会話が盛り上がり、小規模な組織だからこそ自分の意志が反映されやすい点も横山さんのご希望と一致し、入社の意思を固められました。異業種への転職のため入社した現在は学ぶことが多いと伺っていますが、今後成長していく同社の中核メンバーとしてのご活躍を楽しみにしております。

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